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JAPAN ACH STUDY GROUP 日本ランゲルハンス細胞組織球症研究グループ

本サイトは、LCHの患者さんやご家族の方々と医師との意見・情報交換の場です。

第30回 最新学術情報(2016.12)

最近掲載されたLCH関連の論文抄録を紹介します。

1)「LCH病変部位には、免疫抑制性サイトカインが存在にもかかわらず活性化通常T細胞が存在する」

Activated Conventional T-Cells Are Present in Langerhans Cell Histiocytosis Lesions Despite the Presence of Immune Suppressive Cytokines.

Quispel WT, et al. J Interferon Cytokine Res. 2015 Oct;35(10):831-9.

LCHの病変は、腫瘍性のCD1a陽性/Langerin陽性の組織球(LCH細胞)増殖を特徴とし、多くの慢性炎症の特徴を示す。がん細胞は、免疫抑制性サイトカインを腫瘍内に分泌することによって、免疫監視を逃れることができる。25例の治療前の患者において、免疫組織化学検査により、病変局所のサイトカイン環境と、病変部のT細胞とLCH細胞の特性を検討した。LCH生検組織において、10/25例でIL-10陽性、9/25例でTGF-β陽性、6/25例でIL-10とTGF-βの両者陽性と、多くの症例で発現を認めた。CD3陽性T細胞の絶対数、および、CD3陽性FOXP3陰性の通常T細胞(Tconv)とCD3陽性FOXP3陽性の制御性T細胞(Treg)の比は、抑制サイトカインのプロファイルに関わらず同じであった(Tconv:Treg=5:1)。しかし、IL-10発現病変部位では、TGF-βだけを発現している病変部位に比べ、活性化マーカーであるCD25および共刺激分子を発現しているTconvの割合が高かった(それぞれ、98% (38%-100%) vs. 20% (6%-54%)、86% (47%-100%) vs. 29% (7%-51%))。実質的に、IL-10発現病変部位では、すべてのTregがCD25と共刺激分子を発現し、一方、TGF-β発現病変部位では共刺激分子を発現しているTregの割合は少なかった(p=0.05)。IL-10発現病変部位では、TGF-β発現病変部位と比較して、共刺激分子リガンドの発現が高いLCH細胞をより多く含んでいた(p=0.03)。病変部位に浸潤しているTconvとTregの共刺激分子の発現は、LCH細胞に発現する共刺激分子のリガンドの発現程度と正の相関を示した(p=0.004)。この結果は、病変部位のIL-10とLCH細胞による共刺激分子の発現が、活性化Tconvの頻度と関連することを示している。診断時のLCH病変部位の免疫プロファイリングから、腫瘍性LCH細胞を認識して除去する免疫細胞を局所に増加させる、新たな治療法の開発の足掛かりになる可能性がある。

2)「治療抵抗性多臓器型LCHに対するクラドリビン/シタラビン療法:第2相国際研究の結果」

Cladribine and cytarabine in refractory multisystem Langerhans cell histiocytosis: results of an international phase 2 study.

Donadieu J, et al. Blood. 2015 Sep 17;126(12):1415-23.

治療抵抗性のリスク臓器病変陽性のLCH患者に対しする、クラドリビン/シタラビン療法の第2相国際研究が2005年に開始された。その治療は、シタラビン1g/m2/日とクラドリビン9mg/m2/日を組み合わせた5日間の治療を少なくとも2コース行った後、維持療法を行うもので、27例(診断時年齢の中央値0.7歳、追跡期間の中央値5.3年)に行った。この治療の開始時に、全例が少なくとも1クール以上のビンブラスチン(VBL)+副腎皮質ステロイドの治療に抵抗性で、全例に肝臓と脾臓病変があり、25例に血球減少を認めた。2コースの後、2例は活動性病変が消失、23例は活動性病変があるが改善、2例は不変で、治療反応率は92%であった。疾患活動性スコアの中央値は、開始時が12であったが、2コース後は3まで減少した(p < 0.0001)。維持療法中に、4例がリスク臓器に再発した。4例が死亡し、死因は 2例が治療毒性、2例が再発であった。全例にWHOグレード4の重度の血液学的な毒性を認め、6例が重症感染症を合併した。5年全生存率は85%(95%信頼区間:65.2%-94.2%)であった。このように、クラドリビン/シタラビン療法は、抵抗性多臓器型LCHに対し有効な治療であるが、強い治療毒性を伴う。

3)「小児LCHにおける中枢神経画像-中央診断による分析」

BRAF Central nervous system imaging in childhood Langerhans cell histiocytosis - a reference center analysis.

Porto L, et al. Radiol Oncol. 2015 Aug 21;49(3):242-9.

【背景】この研究の目的は、(1) 中央診断施設に送られる画像に基づき、小児LCHにおける中枢神経系所見とMRIの最低撮影条件を明らかにすること、(2) この研究の再現性が保てるように評価者間での中枢神経MRI所見の評価の合意を得ることである。

【方法】MRIの最低撮影条件を満たす、小児LCH症例の脳MRI画像を後方視的に検討した。異常所見を2人の経験豊富な神経放射線医によって評価し、評価者間の合意を確認した。【結果】計94のMRI検査のうち、最低撮影条件の基準、すなわち、少なくとも2つの断面でのT2強調像・FLAIR像・造影前後のT1強調像、および、下垂体部の矢状面の薄切造影T1強調画像を満たしたのは、31例のみであった。最も高頻度な異常所見は骨病変で、次いで松果体の腫大、下垂体茎の肥大、歯状核の信号変化であった。評価者間の一致度は、中枢神経病変の評価においては比較的高かった(κ index > 0.61)のに対して、下垂体後葉の評価に必要な最低撮影条件の基準については一致しなかった。【結論】各施設によって撮影条件が異なることによって、小児LCHの中枢神経病変の診断が困難となる。神経放射線医の間で評価の一致率は高かったが、最低撮影条件の基準では、すべてのLCH徴候を完全に除外することはできなかった。したがって、脳MRI検査は、LCHガイドラインプロトコルに従い、ガドリニウム造影前の矢状断T1強調画像を撮像し、臨床試験での比較をよりよくするために中央診断で評価すべきである。

4)「BRAF V600Eを越える播種性組織球増殖症のバイオマーカー:PD-L1の高頻度発現」

Disseminated histiocytoses biomarkers beyond BRAF V600E: frequent expression of PD-L1.

Gatalica Z, et al. Oncotarget. 2015 Aug 14;6(23):19819-25.

組織球症は、組織球と樹状細胞の増殖と浸潤を主な特徴とするまれな腫瘍である。Erdheim- Chester病(ECD)とLCHにおいて活性化BRAF V600E変異が見いだされ、BRAF阻害剤やMEK1阻害剤による治療の根拠となったが、さらなる治療の選択肢が必要である。11例の肺外LCH、4例のECD、4例の節外Rosai-Dorfman病(RDD)、3例の濾胞樹状細胞肉腫、1例の組織球症肉腫、1例の芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍、計24例において、免疫組織化学染色と遺伝子変異解析を用い、治療標的となるバイオマーカーを検索した。BRAF V600E変異を、LCH の4/11例、ECDの4/4例に認めた。組織球症肉腫において、病因性PTEN遺伝子変異とPTENタンパク発現の喪失を認めた。PD-L1発現亢進(≥2% / ≥5%)をECDの3例と4例、LCHの7例と8例、濾胞樹状細胞肉腫の3例と3例、組織球症肉腫の1例と1例に認め、この研究で用いた2つの抗体(SP142とMAB1561)による結果は81%で一致した。この研究結果は、これら疾患における、PD-L1免疫チェックポイント蛋白の発現の重要性を示す初めての報告であり、播種性や難治性組織球症の治療に免疫チェックポイント阻害薬を導入する根拠となる可能性がある。

5)「樹状細胞は、組織球症の新しいマウスモデルに骨病変を引き起こす」

Dendritic Cells Cause Bone Lesions in a New Mouse Model of Histiocytosis.

Grosjean F, et al. PLoS One. 2015 Aug 6;10(8):e0133917.

LCHはクローン性に増殖した樹状ランゲルハンス細胞によって引き起こされるまれな疾患で、しばしば溶骨病変を伴う。LCH患者で認められる破骨細胞様巨細胞が病的骨破壊に大きな役割を果たすと報告されており、破骨細胞様巨細胞は樹状細胞の融合によって生じると考えられている。しかし、信頼できる動物モデルが少なく、LCHの病因は、未だよく分かっていない。この研究において、LCH患者に見られる溶骨病変を呈するヒトの組織球症のモデルマウスを樹立した。我々の多臓器型組織球症のマウスモデルでは、生後12週でCD8α陽性の通常樹状細胞が形質転換し増殖し、重度の骨病変が出現した。最も重要な点は、LCHにおける骨喪失が、生体内でも試験管内でも、形質転換した通常樹状細胞から分化した機能的な破骨細胞により生じることである。さらに、oc/ocマウスに形質転換した通常樹状細胞を注入すると大理石病の症状が軽快することを生体内で示した。結論として、この結果は、組織球症患者の骨病変に樹状細胞が重要な役割をするという説を支持する。さらに、形質転換した通常樹状細胞を注入されたマウスが1-2週以内に骨病変を発症するという新たなLCHのモデルは、この疾患の病態生理学を研究するため、そして、最終的に骨病変の治療薬の抗骨融解効果を判定するための、重要な手段となるだろう。

6)「神経変性LCHの早期診断とモニタリング」

Early Diagnosis and Monitoring of Neurodegenerative Langerhans Cell Histiocytosis.

Sieni E, et al. PLoS One. 2015 Jul 15;10(7):e0131635.

【背景】神経変性LCHは、LCHの活動性病変がなくなった患者の生活の質を損なう可能性がある、まれで、発症予測できない障害である。神経変性LCHの早期診断と経過観察のために多くの専門分野にわたる診断的検査を計画的に用い、より適切な治療開始の時期を見出すことを目標とした。【方法】MRI検査で神経変性LCHと診断されている例(グループ1)または発症リスク因子(尿崩症、頭蓋および顔面骨病変)はあるがMRI検査で神経変性LCHの異常がない例(グループ2)、計27例の小児または若年成人を対象とした。全例で、臨床的、神経生理学的およびMRI検査を行った。【結果】17例は、ND-LCHに典型的なMRI異常があった。9例に神経学的異常を認めたが、症状が明らかなのは3例のみであった。11例に体性感覚誘発電位(SEPs)の異常があり、5例に脳幹聴覚誘発電位(BAEPs)の異常を認めた。MRS検査では、9例において小脳でNAA/Cr比率が低下していた。SEPsによる神経変性LCHの予測の感度、特異度、陽性予測値(PPV)、陰性予測値(NPV)は、それぞれ、70.6%(95%CI、44.0%-89.7%)、100%(69.2%-100%)、100%(73.5%-100%)、66.7%(38.4%-88.2%)であった。グループ1においては、検査を繰り返すことによって15例中9例で誘発電位や神経学的検査の異常が悪化したが、MRI所見は1例を除き悪化はなかった。【結論】脱髄所見を早期に見出すために、神経変性LCHのリスク因子のある全例においてMRI検査を行うべきである。SEPsと慎重な神経学的評価の組み合わせにより、無症候から症候性に至る症例をモニターが、有用で低コストかつ簡単で十分に実施可能であろう。将来の臨床試験の対象となる患者を見出すために、臨床的検査、MRS、神経生理学的検査を含む多くの専門分野にわたる検査プロトコルを提案する。

7)「LCHの圧挫標本細胞診」

Squash smear cytology of Langerhans cell histiocytosis.

Nahm JH, et al. Int J Clin Exp Pathol. 2015 Jul 1;8(7):7998-8007.

LCHの圧挫標本細胞診についてはほとんど報告がない。頭蓋LCHの圧挫標本細胞診の所見について述べる。さらに、ウイルス感染や遺伝子変異とLCHの関連性を示す報告データに基づき、LCH組織検体でいくつかのウイルスが検出できるか、P53とBRAF遺伝子変異があるかを調べた。手術中に病変部から採取した小組織片の圧挫標本で、好酸球、好中球、小リンパ球と多数の組織球が混在した所見が得られた。その組織球は、円形で、広い濃染性の細胞質があり、核は偏在し繊細なクロマチン・繊細な核膜・目立つ核溝・切れ込み・偽封入体があった。この細胞学的特徴は、LCH細胞に一致していた。その後、組織病理学的検査で、LCHの診断が確定した。免疫組織化学検査で、LCH細胞は、S-100・CD1a・langerinが陽性であったがアデノウイルス、CMV、EBV、HHV-8、HPV、HSV、Sv 40、p53は陰性であった。BRAF V600E変異は検出されなかった。この結果から、LCHの病因にウイルスや遺伝子変異が関与することは示せなかった。要約すると、放射線学的所見とLCHに合致する臨床所見があり、手術中の圧挫標本で炎症細胞と特徴的な形態の多数の組織球が混在する像を認めた場合、LCHである可能性が極めて高い。LCHの細胞診の特徴的な所見を認識することが、迅速で正確な診断のために必要である。圧挫標本の細胞診は、LCHの術中診断に有用な手段である。

8)「T細胞急性リンパ性白血病とその後に発症したLCHの特異なクローン関係、TCR再構成とNOTCH1変異を共有する」

Unique clonal relationship between T-cell acute lymphoblastic leukemia and subsequent Langerhans cell histiocytosis with TCR rearrangement and NOTCH1 mutation.

Yokokawa Y, et al. Genes Chromosomes Cancer. 2015 Jul;54(7):409-17.

LCH発症の前後で、急性リンパ性白血病(ALL)を発症することがときおりある。ALL後に発症するLCHの発症機序は不明であり、T細胞ALLに対する維持療法中に発症したLCHのクローン性について解析した。T-ALL細胞とLCH細胞は、同一のT細胞受容体(TCR)γ再構成を持っていた。NOTCH1遺伝子の変異分析では、エクソン34の7213C>T変異(Q2405X)をT-ALL細胞とLCH細胞に認めたが、エクソン27の5156T>C変異 (I1719T)はT-ALL細胞のみに認めた。PCR-RFLP解析では、T-ALL細胞に3つのパターンのNOTCH1変異を認めた。この結果は、単一のNOTCH1変異を持つマイナークローンからLCH細胞が分化したというよりも、T-ALL細胞とLCH細胞がTCR再構成と1つのNOTCH1変異を持つ共通の前駆細胞から派生したことを示している。

9)「急性期タンパクITIH4値によって、多臓器型と単一臓器型LCHを識別できる」

Acute-phase ITIH4 levels distinguish multi-system from single-system Langerhans cell histiocytosis via plasma peptidomics.

Murakami I, et al. Clin Proteomics. 2015 Jun 18;12(1):16.

【背景】LCHは、異常なランゲルハンス細胞様のLCH細胞と炎症細胞が混在する増殖疾患である。LCHが反応性であるか新生物であるかは未だ論争の的となっている。我々は、最近、メルケル細胞ポリオーマウイルス(MCPyV)がLCHを引き起こす原因である可能性を報告し、IL-1ループ・モデルを提案した、すなわち、LCHは発がんの可能性を秘めた反応性疾患であるという説で、急性炎症マーカを見出すことによりこの説を裏付けようと考えた。リスク臓器浸潤陽性LCH(LCH-RO(+))例では、末梢血中にMCPyV-DNAを検出するが、リスク臓器浸潤陰性LCH(LCH-RO(-))例では検出できず、この差は有意であった。LCH-RO (-)は、単一臓器型(SS-LCH)と多臓器型(MS-LCH)に分けられる。LCH-RO(-)例ではLCH組織にMCPyV-DNAが検出され、皮膚病性リンパ節腫脹や反応リンパ過形成といった対照疾患と比較し有意な差を認めた。MCPyVはほとんど全てのヒトに不顕性感染し、健常成人の22%は白血球中にMCPyVが検出されるが、末梢血単球は、MCPyVの供給源となり皮膚病変を播種する原因となる。【方法】12例のLCH-RO (-)患者(5例のMS-LCHと7例のSS-LCH)、および、5例の非LCH患者の血漿を、ペプチドミクスによって分析した。質量分析でスペクトルが得られ、MS-LCHとSS-LCHで量的違いを示すペプチドを探索した。【結果】新しいバイオマーカー候補であるm/z 3145が、液体クロマトグラフィー質量分析を用いた質量分析断片化パターンによって同定された。このピークは、インターα-トリプシン抑制重鎖4(ITIH4[PDB:Q14624])に由来するタンパク質分解断片であることが確認された。【結論】LCHのペプチドミクスによって、急性期タンパクITIH4値によってMS-LCH-RO(-)とSS-LCH-RO(-)を識別できることが明らかとなった。急性期タンパクは、自然免疫系において、非特異的な生理的免疫機能に関与する。LCHは、BRAF変異のある腫瘍性の抗原提示細胞と、MCPyV感染症に対する過剰な免疫反応をするその他の炎症細胞による、反応性の疾患と考えられる。LCH-RO(-)ではMS-LCHとSSLCHの組織中MCPyV-DNAの検出に有意な差はなかった。ITIH4値に差がみられたことから、LCHの活動性やLCHサブタイプはMCPyV感染症の反応が全身的か局所的かと関連する可能性が示唆される。

10)「治療抵抗性LCHに対する造血幹細胞移植:前処置強度による転帰」

Haematopoietic stem cell transplantation for refractory Langerhans cell histiocytosis: outcome by intensity of conditioning.

Veys PA, et al. Br J Haematol. 2015 Jun;169(5):711-8.

通常の化学療法に抵抗性のLCH患者の予後は不良である。高リスク患者に対しては、現在2つの有望な治療戦略がある:1つは2CdAとシタラビンの併用療法で、もう1つは同種造血幹細胞移植(HSCT)である。1990~2013年にHSCTを受けた高リスクLCH の87例を評価した。2000年以前の大部分は、骨髄破壊的前処置(MAC)によりHSCTを受け、生存は20例中わずか5例(25%)で、移植関連死亡率(TRM)が高かった(55%)。 2000年以降、強度減弱前処置(RIC)によりHSCTを受けた例が増加し、67例中49例(73%)が生存したが、しかし、3年生存率は、MAC移植が77%、RIC移植が71%と、RICの導入による明らかな生存率の改善は証明できなかった。前処置の強度によるTRMの差はなかったが、再発率はRIC群が28%、MAC群が8%と、RIC群のほうが高かった(p=0.02)。しかし、RIC移植後の再発例の大部分は、更なる化学療法で救済できた。HSCTによって、化学療法に抵抗性の高リスクLCH患者の4例中3例は治癒させることが可能であるが、HSCTおける最適な前処置は何かについては明らかではない。